バッハ

独裁国家における国家的テロと比較されますが、テロリズムの定義としては以上の3点に要約される気がします。

ある世界の階層の中に入った場合、その世界の頂点には立てないわけですね。平安貴族の世界の頂点は天皇ですし、会社組織に入れば、たとえ社長になったとしても、まだ上には会長がいたりする。

だから、たとえ幻想でも、その世界の頂点が素晴らしいものでないと、やりきれないですよ。 会社の創業者とか、国の初代皇帝とかは、幻想でも素晴らしくないと。 ある世界において、自分が満足できる位にまで達せない場合、別の世界に行くか、その世界の頂点を引きずりおろすかのどちらかの行動に走るのではないでしょうか。

たとえば、バッハには子供が十五人いた。
その事実を吹聴することで、バッハを「敬虔なクリスチャン」から「絶倫男」に引きずりおろす。

これはバッハを聞いたこともない人にとって快事となっていやしないか。 バッハを「絶倫男」に下ろせば、バッハを聞かずに音楽が語れる。